210523 北三陸野田村~十府ヶ浦防潮堤

 朝からパッとしない曇り空、野田湾須賀浜の大防潮堤~十府ヶ浦、3・11東日本大震災・津波や復興工事で、あの浜茄子やハマエンドウなどはどうなったんだろう?


 野田湾に流れ込む宇部川+泉沢川の河口周辺~十府ヶ浦一帯に咲いていた花の確認に行ってきました。


 御台場公園下で地元の方は「河口周辺にはハマナスなど海浜植物が前浜の南まであって、震災後も幾らか生き残っている。」と語り、その後いくらか移植もしたのか河口手前のロープで仕切った一画にハマナスとハマエンドウが根付きはじめたようです。


 あいにくの曇り空とにわか雨襲来でしたが、マリンローズとネイビーブルーを確認してホッと一安心でした!

十府ヶ浦の宇部川河口〜防潮堤、奥は南浜
 注意事項を確認ください。立入りには危険が伴なう場合があります。

 地震、津波、高潮、強風、河川増水など〜特に河口部での増水時は注意が必要です。

 「この堤防は一般の利用を目的に設置している施設ではありません。」!


◎ お知らせ

 岩手県ホームページ中の「いわて復興の歩み」をご覧ください。

   P6~7 3.これまでの取組み

 (1)安全の確保 ①防災のまちづくり ☞ 水門・陸閘自動閉鎖システムの整備

    https://www.pref.iwate.jp/shinsaifukkou/fukkounougoki/joukyou/1043567/index.html


 また野田村関連のYouTube動画も紹介されてます!

   *「復興新時代をいわてから。~水門・陸閘自動閉鎖システムと野田村消防団~」

    https://youtu.be/lKNdZ6iIQCQ


 *岩手県水門・陸閘自動閉鎖システムの紹介

 https://youtu.be/UgY7ehRoMbM

左は野田漁港への突堤、正面は普代村黒崎

「やませ」で白い海霧が右手陸側に流れ込んでいます。

左~黒崎、真中~太田名部、右~堀内など普代村沿岸部

 3・11大地震・大津波が、この東屋を越え野田村中心街区500件余の建物が損壊するなど、壊滅的な被害となりました。


 しかし、この東屋はマウンド状の盛土に設置されていたためか、奇跡的に流失をまぬがれたのです。周囲のクロマツ30本余りも東日本大震災10年を一緒に迎えています!

 泉沢川(左)と宇部川(右)合流点、正面に国道R45、三陸鉄道リアス線が走ります。

 2階建て赤い屋根は野田村役場、背後の山並み標高200m前後をやませの冷気が覆っています!

 東屋北側にもハマナス、ハマエンドウが根付き始めています。


黒松の若苗がいっぱい!

砂地でハマエンドウが増殖中!

ハマナスも次第に密集始まります!

 自然海岸と違い従来の植生に戻すのは、難しいことです。

 これだけ株が増えてくれば年々盛んになるでしょう!

2021.05.23 やませ海霧と雨の野田防潮堤

北三陸geo-history

三陸ジオパークの北部=八戸市~久慈市~宮古市を中心としたジオパーク関係情報です。