2月16日(水) ジオサイトから見る世界遺産「是川石器時代遺跡」と「崎山貝塚」・「気仙縄文遺跡」オンラインセミナーが開催されました。
主催:三陸ジオパーク北部・中部・南部ブロック会議
北三陸ジオパーク推進連絡会では、久慈駅前「琥珀の窓」=事務局内で聴講研修の久慈市立図書館(姉帯裕子館長)職員お二人とともに黒沼事務局長、事務局島川が一緒に聴講しました。
〇掲載写真はグループ内閲覧のみ、シェア無しでお願いいたします!
北三陸ジオパーク推進連絡会・黒沼事務局長~久慈市立図書館聴講研修のお二人
チラシにも記載してますが
① オープニングレクチャーは岩手県立博物館・望月貴史専門学芸員(三陸の大地)
② 世界遺産概略と是川石器時代遺跡~八戸市埋蔵文化財C是川縄文館・小久保拓也学芸員
③ 崎山貝塚~崎山貝塚縄文の森ミュージアム・千葉剛史主任学芸員
④ 大洞貝塚~大船渡市教育委員会教育総務課・村田匠文化財係長
⑤ 全体解説・質問コーナー~岩手県立博物館・金子昭彦学芸第一課長 でした。
是川石器時代遺跡は、現地の素封家泉山氏兄弟による遺跡発掘保存が歴史考古学研究者の注目を呼び、長い間コンパクトな施設展示を維持してきたのですが、三内丸山遺跡(青森市)を始めとする縄文遺跡が脚光を浴びた昭和末から、やがて出土品の国宝指定・新たな展示施設の建設~令和に入り世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する遺跡として、再び注目を集めています。
崎山貝塚縄文ミュージアム2F学習室の発掘調査報告書ザッと500~600冊はある?
久慈市「大芦Ⅰ遺跡」発掘調査報告書もありますね!
崎山貝塚・大洞貝塚とも三陸沿岸では有名な文化財指定遺跡ですが、広大な三陸ジオパークエリアの多様な文化サイト中で、縄文遺跡など考古遺跡について、時宜を得た学びが企画されないままでしたが、今回やっとダイジェスト的なオンライン研修が企画実施されました。
長らく岩手県内・三陸沿岸の遺跡発掘に携わってこられた岩手県立博物館・金子昭彦学芸第一課長より、例えば遮光器土偶の話を聴くだけでも、半日かかるほどの成果があります。
是川・崎山・大洞然り~各報告者より示唆いただいた内容を分解・咀嚼そしゃく・再構成しながら、縄文遺跡・縄文時代を理解するには、さらに多くの時間を必要とします。
また、三陸沿岸道路建設工事に伴う各地各エリアの遺跡発掘成果など16日セミナーで触れられない内容については、今後ジオ関係者自ら学んだり、次の機会に「おらほの縄文遺跡は~こうなんだ。ここが違うんだ~」と語れるような研修が設定されれば素晴らしいことでしょう!
〇掲載写真はグループ内閲覧のみ、シェア無しでお願いいたします!
2022年2月16日岩手日報~ひと欄掲載記事
0コメント