4月始め春まだ浅い北国の渓流·川又川の「枕状溶岩」を確認してきました。
雪融けを待って久しぶりのご対面〜毎度のことながら凍れて溶けて、この繰り返しで次第に崩れてくるようです。仕方のないことですね!
日本列島が形成されるはるか前、遠洋から大陸に付加された火山島周辺で水中に噴出した溶岩は枕状の形となって激しい火山活動の証拠を今に残しています。
久慈渓流R281号・茅森トンネル周辺に見られたのですが、今は崩落防止工事で全面が覆われてしまい現地では確認できません。
長内川水系支流の川又川では、馬渡集落への市道沿い各所で確認できます。貴重なジオサイトなので可能な限り現状維持されてほしいところです。
長内川水系川又川の「枕状溶岩」 220405Ⓒshima
愛称:JAWSジョーズ岩 220405Ⓒshima
激流にさらされ大分優しい姿になってます! 220405Ⓒshima
こちらも抉(えぐ)れが入って半割れかな? 220405Ⓒshima
橋を渡り道は左岸に変わり、溶岩壁が続きます! 220405Ⓒshima
見上げれば上部は細かく割れが入ってます。 220405Ⓒshima
右岸側川端の溶岩壁、君は工事で開削されたんだね?! 220405Ⓒshma
右岸の大溶岩~左岸道路脇に「枕」あり。 220405Ⓒshima
左崖にモデル枕! 220405Ⓒshima
道路脇崖上の枕状溶岩は冬の凍結・解凍を繰り返し、絶え間なく風雨にさらされ、仲間の脱落が続きます! 220405Ⓒshima
Ⓒ2021シームレス地質図V2部分~久慈層群・野田層群~久慈市山根町~花崗岩体遠島山・長谷地・滝の沢・田野畑花崗岩帯などと北へ延びる岩泉石灰岩。
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