220212 久慈市「内間木洞」氷筍観察会

 今度の日曜日、久慈市山形町小国の三陸ジオパーク・ジオサイト「内間木洞」で氷筍観察会が開催されます。どなたでも洞内見学できますが、駐車スペースには限りがあります。


 内間木洞は久慈市と岩泉町の境界線上の花崗岩帯を象徴する「遠島山」1,263mの裾野にある石灰岩帯中に形成された総延長6,013.8mあまり、国内5番目に長い鍾乳洞・県指定天然記念物となっています。

 この鍾乳洞内には7種類の蝙蝠こうもり棲息が確認されている他、過去に更に2種類の棲息・飛翔が確認されています。(元三戸高校教諭・故向山満氏報告~三角義彦氏観察含む)

 年に一度きりの標準観察会時間の取れる方はどうぞ!チラシ掲載してお知らせです。

 ⁂平成14年(2002)に「内間木洞調査報告書」が刊行された時点で、新たな洞が発見され調査続行中だったようです。現在は総延長6,350m以上となり国内五本指に入るとか?すごい!

 左手葛巻町東から右手久慈・野田辺りまではジュラ紀後半から白亜紀前期の付加体、その内チャートや石灰岩、玄武岩は約1億年ほどかけて遠洋からプレート移動し、大陸側に付加されたものです。したがって形成された年代はペルム紀から三畳紀にかけて約2億年~3億年前頃でしょうか。

 まだ大陸にあった白亜紀前期1億1000~1億2000万年前頃に激しい地殻変動があり花崗岩体が形成されました。

 その後久慈層群(約9051万年±α~)や野田層群(約6300万年前~)が堆積しています。

 右手久慈市から野田村にかけて、付加体に添うように白亜紀後期「久慈層群」が北西から南東に走っています。


北三陸geo-history

三陸ジオパークの北部=八戸市~久慈市~宮古市を中心としたジオパーク関係情報です。