230323 小田為綱「憲法草稿評林」

 盛岡藩藩校「作人館」の教授や明治の帝国議会議員を務め(明治31年~34年)、2期目の任期中に病没した久慈市宇部町出身「小田為綱」が記したとされる明治憲法(大日本帝国憲法)への「憲法草稿評林」など、当時の様々な私擬憲法や建白書、明治憲法制定までの紆余曲折を紹介する書籍が発行されています。


 久慈市教育委員会・文化課より資料提供いただきました「忘れられた日本憲法」畑中章宏著(亜紀書房)です。併せて小中学校用の副読冊子写し、久慈市在住の弥藤邦義氏著「三陸に夢を描いた明治人~小田為綱とその時代~」の提供もいただき感謝申し上げます。


 元岩手県立久慈高校校長、大島英介先生による小田為綱全集・資料集という大作もありますが、昭和~平成時代に図書館貸し出しで二度ほど目を通しましたが、やや難解で遠ざかっていました。


 今回畑中章宏著「忘れられた日本憲法」や色川大吉著「東北の再発見」で分かりやすい紹介もあり、また新視点の資料補充された弥藤邦義著「三陸に夢を描いた明治人~小田為綱とその時代」など画像掲載してお知らせします。


 久慈地域の皆さんに、是非目を通していただければ幸いです。


 「忘れられた日本国憲法」畑中章宏著 亜紀書房 2022年7月刊

目次


P77

P78~79

p88~89

「三陸に夢を描いた明治人~小田為綱とその時代~」 弥藤邦義著

目次①

目次②

「東北の再発見」色川大吉著 河出書房新社

北三陸geo-history

三陸ジオパークの北部=八戸市~久慈市~宮古市を中心としたジオパーク関係情報です。