180815 夜の勉強会~平山調査団

 岩手北三陸 今回の久慈層群発掘調査に参加しているメンバーは大学教授、研究者、博物館研究者・学芸員、化石愛好者、発掘関連調査会社などなど、そして学生・院生が大半を占めます。


 平山教授が2年間の特別休暇中で、いつもと違い早稲田大学ゼロで他大学の学生のみ、横浜国立大、千葉大、愛媛大、山形大、学習院大、日大、静岡大、東京学芸大ほかの構成です。

 学生・院生にとっては、発掘現場の体験、学者・研究者のレクチャーを受けられる良い機会、時には発表や他流試合のチャンスとなっている。


 8月15日夜のレクチャーは、城西大学大石化石ギャラリーの宮田さん、宮田さん去年「マツコの知らない世界」に出てらした方、2回目の番組出演取材でカナダの博物館に行ってきたようです。


 ご本人の言では「幼稚園の頃は時々居なくなって~先生を困らせる問題児、しばしば先生も理解不能な魚類専門用語を発していた~」とか? 何かずれてるんだよね(笑)


 で~久慈層群玉川層発見の軟骨魚類板鰓類(サメ類)化石(発見208点)の話をしていただきました。

 玉川層スクレロリンクス科サメの吻歯は、国内2番目アジアで3番目の発見だとか、いわき発見の物とはタイプが違い、北米タイプに似ているそうです。


 マツコの知らない世界で「一番好きな魚類化石」の「ヘリコちゃん」=ヘリコプリオン(ギンザメに近い全頭類)は巻き込み型で下あごの歯だけが発見されていて、CTスキャンでも何か反応はあるが?ほとんど下あごの歯よりほかに見つからないということです。


 8月14日TV朝日系「ソノサキ」では、俳優【山田孝之がどうしても化石になりたいと。「人間が化石になることは可能か」と切り出すと、宮田先生は苦笑しながら「それは非常に難しい問題です」と答える。


 そして、宮田先生は「日本一深い田沢湖みたいな深い湖に沈めてあげるとか…琵琶湖もありですね、酸素がなかったり微生物が活動しにくい環境。そういう所に沈めてあげると分解されずに残ると思う。あとは…北極とか南極に行ってそのまま氷漬けになる」と真面目に化石になる方法を解説した。


 宮田先生の答えをVTRで見ていた山田は納得した表情で「大満足です」とコメント。同じく共演していた俳優の菅田将暉(25歳)も「山田さんが琵琶湖に向かったぞって聞くとちょっと覚悟しなきゃ」と話し、スタジオの笑いを誘った。】~STARDUSTWEB


 15日夜は最後の勉強会~レクチャー終了後のカラオケタイムは学生さんらの歌声でだいぶ盛り上がっていました!

 次回3月の調査時は、卒業で参加できない人もあり、メンバーも都度入れ変わったりするので~まさに一期一会の出会いです!

「マツコの知らない世界」城西大学大石化石ギャラリー~宮田学芸員

「揺れる思い~DINO WORLD~」⁉

東京学芸大学大地君の美声に揺れるMUKAWA DINO WORLD団長とティラノザック?🎤🐢🎶

北三陸geo-history

三陸ジオパークの北部=八戸市~久慈市~宮古市を中心としたジオパーク関係情報です。