181124 普代村 北いわて・ジオトレイルツァー後編~県北広域振興局主催

 黒崎漁港から「みちのく・潮風トレイルロード」の自然歩道に入り、周辺が~~チャートや火山性岩からなることを確認したツァ-参加者、天候に恵まれた浜辺をトンネル向こうのネダリ浜に向かって歩きます。


 白い弁天島の北側を見てトンネルを抜けると、旧ネダリ浜漁港左手にジュラ紀付加体のダイナミックな褶曲模様が見えます。その先に全体が白く彩どられ遠くからもひときわ目立つ弁天島があります。


 弁天島の白い岩は、石灰岩?いや~~なのですが、破片を採取・分析すれば明らかに出来るわけです。

 現状では流紋岩?硅石?チャート?などいろんな可能性あり!


 以前に、元岩手県立博物館学芸部長だった大石先生を介して、宮沢賢治研究家でもある東北大名誉教授の蟹澤先生にお聴きしたことがありますが、ガラス質成分を含むチャートが風化して白色化したものが周囲で観察できることから、現状は「チャートの風化では!」としています。


 専門機関で分析していただけば明らかになる事でしょう。ロマンがありますね‼

トンネルの手前、火山変成岩風!

このトンネル抜ければ「ネダリ浜」

 旧ネダリ浜漁港、正面に休憩所(トイレあり)が見えます。時化の時は走行要注意!

 ネダリ浜のバックの崖ではチャート層の風化が見えます。白っぽくなっている部分。

 白い弁天島、その左手崖下では押付けられ褶曲したジュラ紀付加体が観察できます。

 さあ、黒崎の駐車場下展望台まで急坂が続きます。最後の難関です。脚は大丈夫か(笑)

 元気な人から順に「よっこらさっと!」

 黒崎展望台駐車場に着きました!

 手前にネダリ浜~白い弁天島、左手は普代村・太田名部漁港~普代浜~力持・白井∼堀内へと続く海岸、野田玉川~野田湾・十府ヶ浦~大唐の倉(野田漁港)~久慈市・久喜漁港や三崎の半島、海成段丘、北北西方向に連なる山並みが一望でる黒崎展望台。

 遠くには、久慈平岳・階上岳が微かに見える。

 案内役の前川さん、普代村という地域の振興を常に考える~このジオ的景観を未来に引き継ぐためには、地域経済が循環する仕組みや持続可能なローカルエリアを維持する地域愛が求められます。~地域愛のある活動こそ,ジオパークで連携した地域振興に繋がってゆきます。

 弁天島~おそらく元々は島じゃなくて岬の一部だったのでは⁉

 くろさき荘到着、早速今日のジオトレイルツァー参加のアンケートを記入し、ひと風呂浴びてから~ゴールの三陸鉄道普代駅へ?

 帰りのバス乗車前にアンモ浦展望台へ!

 約0.1km行きはよいよい帰りは~でした。

 

 今日の鵜鳥神社~ネダリ浜自然歩道を踏破の脚に応えました。帰路の最後の50段ほどが冷や汗もの15時10分集合にやっと間に合い、くろさき荘支配人さんの「泣き姿」に見送られながら黒崎を後にした。


 アンモ浦の滝~断崖から落差約150mという!天気の良い午前なら、もう少し綺麗に撮影できるかな?

 三陸鉄道普代駅内~ふだいのアンテナショップ「あいで」、普代村の特産品が揃ってます。ツァーの最後は「お買い物」、皆さん長い列を作っていただきました。


 コブ塩のフライドポテトが美味しかったですね!最後は、外れ無しの抽選で全員お買い物景品をいただきありがとうございました。


 ツァー企画~いわて復興応援隊の皆さん、トレイル·ジオパーク関係者の皆さん、観光関係者の皆さん、参加の皆さん、ありがとうございました。


 地域の食や文化や産業と絡む「ゆる~いジオ旅」をどんどん作って行きましょう!

(三陸ジオパーク認定ジオガイド・島川)


北三陸geo-history

三陸ジオパークの北部=八戸市~久慈市~宮古市を中心としたジオパーク関係情報です。