181123 三陸ジオパーク・第1回ガイド地域連携・交流セミナー

 「三陸ジオパークの魅力を訪日旅行客に伝える」セミナーが、11月23日アンバーホール(久慈市社会文化会館)で開催されました。


 近畿日本ツーリストさんやコンサル会社が岩手県事業を受託実施するもので、久慈地域では平成25年「あまちゃん」放送直後から3年ほど多くの国内観光客のロケ現地訪問、台湾・香港・中国本土・カナダなど在北米の華人、そして次第に東南アジアからの訪日外国人が増加という傾向が見られました。


 現在はコアなファンや台湾などのファンが訪れるが、一時のブームからかなり落ち着いた状態になっています。

 

 国内外に根強いファンがあることは確かで、今年は訪日外国人客数も年間3000万人を突破する勢いだが、久慈地域~沿岸地域は今イチの状況です。


 通訳案内士の川嵜磨理子さんは、全国通訳案内士と総合旅程管理者で首都圏~特に東京から箱根方面の外国人旅行客の案内ガイドを生業としており、箱根ジオパークについてもジオ的成立ち~火山・温泉・富士山・特産から美術館・博物館などなど案内するための「おもてなし」を実現する基礎的教養と各種情報把握が欠かせない。


 事前準備とストーリー作り、旅行行程・時間管理、お客様が観光・旅行で何を望んでいるのか~察する力の大事さを指摘されていました。


 鳥海山・飛島ジオパーク認定ガイド 五十嵐和一さんは、酒田市理科教育センター専門指導員も務めている元教師のジオガイドさんです。


 鳥海山や飛島の立体模型等示しながら、わかりやすく伝えるための工夫をガイド活動だけじゃなくジオパーク授業や講演、日本ジオパーク委員会の再認定審査でも実践、自分の言葉で伝える工夫や各々持つ得意分野が審査員からも高い評価を得ています。


 五十嵐さんのお話を、初めて聴いて鳥海山・飛島ジオパークの持つ、人文を含めたポテンシャル(潜在する力量)の大きさに感動~でした!


 日本ジオパーク認定以前から、ジオパーク活動に注目していたのですが、改めて眼の離せない仲間(笑)と感心しています。


 連携交流セミナーは、今後も12月20日前後の第2回と来年1月中旬~下旬の第3回(特別)セミナーが予定されています。

 関心おありの方は日程調整よろしくお願いします。


 また、現在三陸ジオパークのジオパークガイド認定講座が既にスタートしていて、今月12月の講座に参加しなければ、今年度の認定ガイド資格試験を受けるタイムリミットとなるようです。


*三陸ジオパークガイド 認定講座について


問合わせ先:三陸ジオパーク推進協議会


☎:0193-64-1230 FAX:0193-64-1234

               

e-mail:info@sanriku-geo.com


北三陸geo-history

三陸ジオパークの北部=八戸市~久慈市~宮古市を中心としたジオパーク関係情報です。