190206 今日の田野畑村~震災遺構「明戸海岸防潮堤」

 午後R45号線を南下して、田野畑村和野から羅賀~明戸~弁天崎~机浜~北山崎をぐるりと廻りました。

 田野畑村役場担当者は~あいにく会議中、羅賀の本家旅館脇をすり抜け漁港のトンネルへ向かうと依然工事中でした。


 羅賀荘手前の津波石を見てヒラナメ海岸から明戸浜へ、ひらいか海荘側の震災遺構「明戸防潮堤」跡は新防潮堤を兼ねる県道下明戸川沿いの浜端にあります。


 明戸川川口に突き出した残りの旧防潮堤と遺構内のグシャリと津波で破壊された防潮堤の残骸が残されています。


 かつて田野畑村が進めた先進の「体験学習村」活動拠点施設などが在った場所も、東日本大震災・大津波で跡かたなく流されてしまった。

 そんなこんな思いめぐらしながら、この震災遺構により次代の人達に自然の驚異を訴える活動が地域内外に行き渡って欲しいと、改めて思う。


 夕暮れの明戸海岸から、弁天崎さらに立派に整備された机浜番屋群を確認し北山崎へ、平日の夕方とあって売店・食堂・土産品店・旅館皆閉まっていて、ちょっぴり寂しい思いがした。


 展望台方向から、賑やかな声が聞こえ~関西弁の観光客の皆さん6~7人とすれ違う、この厳冬期平日でも人の往来がある。

 さすが、三陸海岸随一の観光名所だけあると感心しきりでした!

 

 2月13日は三陸ジオP北部ブロック会議主催「こたつ列車で行く震災学習ジオツァー」が予定されています。明日午後から寒波が入り、氷点下10℃の最低気温が6日ほど続きます。 

 13日当日吹雪かず、気温も上昇して欲しいところです。ジオツァー参加・満席45名の皆さま、完全防寒スタイルでお越しください。

震災遺構を囲むように並べられた自然石、主に花崗岩~沖を行くフェリーが見える。

北三陸geo-history

三陸ジオパークの北部=八戸市~久慈市~宮古市を中心としたジオパーク関係情報です。