岩泉町小本津波防災センターで開催されていた2019三陸防災復興プロジェクト・三陸ジオパーク ワクワクフェスタ~岩手の海とジオの魅力展の催事になります。
2016年にも、科博と県博連携の巡回展示企画があったのですが、その時は8月31日台風10号水災害で岩泉町や久慈市街地が水災大被害をこうむり、中止となりました。
水災害や東日本大震災からの復興が大きく進み、三陸沿岸道路「岩泉町小本∼宮古市田老」間も開通した今年、岩泉町で巡回展示が実施されるのは感慨深いところです。
この展示は16日で終了し、6月22日~7月15日まで大船渡市立博物館で巡回開催中!
普段は見られない展示物が数多くあります。
ディメトロドンやディノ二クス、ニッポノサウルスなどなど。
ニッポノサウルスは戦前日本統治の樺太領豊栄郡川上村で、白亜紀後期地層から1934年及び1937年に前身の60%が発見されたハドロサウルス類(カモノハシリュウ恐竜)、昨年から話題になっている「ムカワリュウ」と同種になります。(レプリカ~原化石は北大所蔵)
また肉食恐竜獣脚類の「ディノ二クス」はアメリカ産のレプリカ、大型のユタラプトル(体長約7m)などとは違い、体長約3.4m~後肢に学名の由来(恐ろしい爪)になった鋭いカギ爪を持つ羽毛恐竜です。
真鍋真先生によりますと、7月13日から始まる国立科学博物館「恐竜博2019」では、1964年USAイェール大学ジョン・オストロム博士達がモンタナ州で発見し門外不出だったホロタイプ標本(完模式標本)が展示されると言います。
これは、所蔵のイェール大学ピーボディ博物館でも未展示~世界初公開となります!すごいね!
久慈市の久慈層群玉川層でもディノニコサウルス類肉食恐竜の歯化石が、2016年に発見されています。
これまで、多種類の恐竜化石・脊椎動物化石などが発見されていますので、ティラノサウルス類を始め今後の新発見が多いに期待されます!
君につながる~生命46億年の物語~大船渡市立博物館開期中に、どうぞお確かめください!
小本会場の岩泉町小本防災センターは、三陸鉄道小本駅や岩泉町役場小本支所などのある複合施設なんですが、1F入口脇には三鉄駅の小さな博物館コーナーがあり、1978年岩泉町茂師海岸で発見された「モシリュウ」竜脚類恐竜の上腕骨(レプリカ)や「オオシマセラス」などの化石~岩泉産大理石など多数展示されています。
小本方面に立ち寄りの際は、一見の価値あり、ぜひご覧ください!
190616 岩泉町小本津波防災センター会場
気仙隕石です!地球誕生の46億年前と同じですね。え~!
岩手県立博物館~「はくぶつかんにいこう」
岩泉町安家大阪本のPT境界層~黒色粘土層
県博~今年の行事案内
三陸鉄道駅や岩泉町役場小本支所などの入る複合施設1Fにあります!
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