18日(金)は、岩手県の県道268号 野田・長内線(みちのく潮風トレイル沿線道路)を確認していたんですが、野田村広内や久慈市久喜漁港では大勢が出て、煮干し作りで賑やか!
通りかかった頃は、乾燥中で早い組は仕舞い作業を始めていました。例年に比べ量が少ないようで、それでも10月いっぱいは煮干し作りが続くようです。
久慈市久喜漁港の煮干し干し場北側斜面は、赤っぽい久喜花崗岩上に赤松が連なり、みちのく潮風トレイルの赤松林から見下ろす野田湾・十府ヶ浦の景観は、南の普代村黒崎の海成段丘・断崖もよく見えて、草色・赤松色・海の青さ・時として白波が混じり、トレイルの断崖を下ってきた身には一幅の清涼剤です!
ただ、変動する列島日本にあって花崗岩の硬い部分もあれば、細かくひびの入った部分もあり、暴風雨、地震など地殻変動、樹木が成長するにつれて次第に崩壊・崩落する危険性もあります。
花崗岩地帯に限らず、水の流れや地上の物全てが長い時を経過して海溝へ向かおうとする仕組みになっています。
こうした変動が人びとに害をもたらすと災害になりますが、常に変動する地球の動きに備え、日頃の災害予防に心してゆきたいものです。
野田広内浜の煮干し干し、正面奥久喜漁港上 海成段丘の赤松林尾根(140~150m)の崩落が見える。
大唐の倉~砂質凝灰岩層、今回の台風19号でもわずかながら崩落があります!
13日夕通行止めだった野田広内地内の県道268号、道幅は狭いものの規制解除されています!
三崎海成段丘南面の久喜漁港上、標高150mくらいから崩落・斜面崩壊の様子、途中にコンクリ製の擁璧があります!
左は久慈市久喜「屋形定置」?の建物。斜面崩壊が広がらないよう願うばかりです。
花崗岩でも非常に硬い部分もあれば、長い間に風化・亀裂が入ってもろさが出やすい部分もある。また斜面上の草木・樹木などの重量とのバランス、老木や何かの原因で根ごと抉れができて亀裂が拡大するなど考えられる。
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