3日㈫日暮前、久慈港南高台に坐す「諏訪神社」下から玉の脇までの県道区間歩道を歩いて見ました。
このところの寒さで、どうしても体が縮みがち~運動不足解消を兼ねて1時間ほどの「散々歩々」~散歩よりも、のんびり歩き回る感覚です!
諏訪神社は、金刀比羅神社、若宮八幡宮などと並んで久慈湾に面し八戸藩主にも覚えの目出度い神社です。幕末の三日町有力商人なども石灯篭を寄進したり、祭礼日には八戸藩主からの祝い品が届けられたりする古くからの神社です。
諏訪神社下から南手の玉の脇漁港に向かって、階段を上ると近隣のお父さんたちが海を見ながら談笑中でした。
この一帯は、琥珀や古脊椎動物(恐竜・カメ類など)化石などを産する白亜紀後期の久慈層群で、諏訪神社周辺から玉の脇辺りまでが国丹層、その南には玉川層が珍しく海岸沿いに部分的に残されています。
10月13日の台風19号で県道も各所で土砂崩れなどにより通行止め、この歩行者用道路も斜面から押流された土砂や草木などに覆われ通行不能となっていました。
その後、岩手県土木部さんの迅速な復旧作業で、10月下旬には歩けるようになっていました。周辺地域の人達の散歩コースで、毎日往復習慣の方もたくさんいらっしゃいます。
歩道沿いの石積は、古い蛇籠だったり新しい格子状の蛇籠スタイルだったりいろいろですね。蛇籠に土砂の痕跡が残っていましたが、往復の間に10人位の人とすれ違いました。
途中小沢に少し入ったんですが、どこかで見たようなタマネギの皮上に剥がれる砂質泥岩~中粒砂岩?が見られました。十府ヶ浦南の国丹層で見かけたパターンです。
沢床は砂質頁岩?~楽しみがまた増えたような気がします(笑)!
玉の脇のおばさん達2人に会釈しながら、周囲を見渡すともう夕暮れ~急ぎ足で諏訪下へ戻り1時間強の散々歩々でした!
0コメント