200109 三陸ジオパーク~観光資源の魅力~意見交換会

 1月9日「三陸ジオパークを含めた三陸の観光資源の魅力を伝える意見交換会」が久慈市で開催されました。


 三陸DMOセンターの北田皓嗣 観光プロデューサー、鳥海山・飛島ジオパーク推進協議会の岸本誠司 主任研究員お二方の講演後、三陸観光の魅力活かすためには~集客力を高めるための課題の認識、解決策の検討が必要なことから、個々の取組み紹介や意見交換を行いました。


 参加者約20人が3グループに分かれて意見交換を行いました。観光分野のいろんな方と一緒の意見交換会は有意義なことですが、限られた時間で互いに話したいことを話す傾向が強く、分野・課題ごとに具体的に意見交換したり解決策を提案し合えれば素晴らしいのかなあ~と感じました。


 また、個人や民間だけでは解決できないこと、行政の支援が必要な部分、観光団体のかかわりが必要な部分、個々の参加者・団体の努力で解決できる部分とか~区分しながら提案する整理・整合が必要かなあ~とも思います。


 グループごとに意見交換の内容を発表するのですが、20人ほどの参加者であれば課題の解決策など参加者全員で意見交換した方が論議が煮詰まり、良い結論が出やすいかも知れません。時として全員の大意見交換会を実施するのも面白いと思います?


 課題解決への提案が、どのように反映・実行されてゆくか、その辺も確認できれば素晴らしいですね。


 観光•三陸ジオパーク関係者が集まって意見交換する機会は、今後も必要ですね!ざっくばらんに話せる機会が、どんどん欲しいところです!


開会(岡 定寛・KNT東北 盛岡支店長)

その左~講師:三陸DMOセンター北田耕嗣・観光プロデューサー

鳥海山•飛島ジオパークエリア図
鳥海山•飛島ジオパーク推進協議会 岸本誠司 主任研究員〜講演レジュメより
ジオパークガイドの役割について(岸本主任研究員 講演資料部分)

 鳥海山・飛島ジオパークさんは、日本ジオパーク認定前の2015年からガイド養成を始めています。2016年の認定を経て、現在68名の認定ジオパークガイドが活躍されているようです。


 3市1町20数万の人口規模で68人のジオガイド~素晴らしいですね!またジオパーク推進協議会には、3市1町から派遣のジオパーク職員が4名+主任研究員+事務職員の在籍、運営経費は年約4000万円、ジオパーク地域運営会議を定期開催し、各エリアの推進態勢強化を進めているようです。「各地域の長所を伸ばしながら、全体調整を図っている~」と言います。


 三陸は、3県16市町村域内人口50万人?ほどでしょう! 現在ジオパークエリアを北部・中部・南部の三つに分けて、ブロックごとのジオパーク活動を推進していて、この点も昨年11月の日本ジオパーク再認定審査で評価していただいたようです。

 

 ジオパークは地質や岩石などだけではありません。上図のように鉱物資源や化石、古生物の変遷や大地の変動、地震津波・集中豪雨・台風・土砂崩れなど防災面、地上に生きる人間も含む動植物ほか生物、自然・地球環境、歴史•文化•祭り•民俗芸能などなど全てを一体にとらえ直すところから始まります。


 社会的使命だけではジオパーク活動は長続きしません!楽しみながら、いくらかでも収入の上がる仕組みを作りながら、4年後の2023年には再度認定審査がありますので、各年度ごとのアクションプランを積み上げ次回審査を堂々とクリアできるよう行政・関係団体・地域住民の皆さんの連携協力で前進して行ければ幸いです。

北三陸geo-history

三陸ジオパークの北部=八戸市~久慈市~宮古市を中心としたジオパーク関係情報です。