6月23日のジュニアウィークリーで久慈層群玉川層の「コンボウガキ」が紹介されてましたので、現地確認時の写真ファイルなど併せて掲載しときます!
白亜紀後期久慈層群では、野田村玉川川口や泉沢川下流などにマガキの厚い堆積礁が見られます。洋野町の種市層でも、砂岩中にカキ化石が見られます。また、久慈市の内陸でも稀に観察されます!
この殻長約1mを越える不思議なカキは、久慈市内陸で唯一確認されています。国立科学博物館の重田先生が今回紹介していますが、国内では北海道と福島県などでしか発見されていないものです。
北米やアラスカなどではどうでしょう? 発見の情報は知らないのですが、ユーラシア東縁特有の生態環境によるものなのかどうか、とても不思議なことですね!
「コンボウガキ」岩手日報こども新聞・ジュニアウィークリー掲載(2020.06.23)
~国立科学博物館・重田康成 地学研究部環境変動史グループ長
この下には戦後国内初発見の竜脚類恐竜「モシリュウ」化石、また左側には岩泉町や田野畑村産出の貝化石など数多く展示されています!
まだまだ、久慈地方/後期白亜紀エリアのどこかに眠っているはずです。
*鎮西清隆~1987より
いわての虫も掲載でしたね!「かあちゃん取扱説明書」大人じゃなくて子供が描いた愉快なお話⁉
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