先月2月6日久慈商工会議所観光交通業部会(上山昭彦部会長=北三陸ジオパーク推進連絡会副会長)による「地元学」講演会が開催されました。
ご承知の様に、昨年12月22日第32回日本ジオパーク委員会の三陸ジオパーク再審査結果が「2年間の条件付き再認定」と発表されて以降、北三陸で初めて三陸ジオパークの今後の方向性を示す形となりました。
杉本上席は島原半島ユネスコ世界ジオパークの事例を示しながら(日本ジオパーク委員会の再審査で条件付き再認定となり、改善計画実施の結果、晴れて今年2月日本ジオパーク正式再認定となった。)三陸ジオパークの現状および予想される審査結果内容を示していただくこととなった。
ジオパーク理念の普及が広域エリア、またそれぞれのエリア内に根付いていないこと、事務局体制強化やエリア統括の不十分さ、民間の意見を反映する仕組み、保全やボトムアップスタイルのジオパーク活動の必要性などなどです。
当日のスライドを添えて、お知らせします。なお当日聴講者は久慈商工会議所部会員始め、北三陸ジオパーク推進連絡会会員個人・団体・事業所、ジオパークに関心のある久慈市民など50余名でした。
10日には、久慈市のお隣野田村で「野田村生涯学習大会」が開催され、2015年3月北三陸ジオパークと野田村津波語り部さんの参加で開催された「約7000年間にわたる津波堆積物層序」の示す繰り返す海溝型地震の脅威について、盛岡市立高校教諭・小野寺弘幸先生の講演会があり、60余名の方々が熱心に聴講され、地層剥ぎ取り標本実物を観察しながら繰り返す津波災害への認識をあらたにしていました~続報。
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