今度の台風19号の激しい風雨、過去にない程の降水量で崩落した久喜漁港北斜面の部分。
この一帯は白亜紀前期の赤みがかった久喜花崗岩帯なんですが、固い部分と細かく割れた部分が混じり合い風雨に晒されながら次第に崩落しやすい性質を持ちます。
植生に覆われている内は好いのですが、赤松の老化や斜面が木の重量にたえられなくなると倒木、表土のえぐれから、花崗岩が剥き出しになり、時間の経過ともにひび割れるが進み、やがて斜面崩壊につながります。
標高150m位の尾根そばから崩壊していますから、崖中腹のコンクリ-ト擁璧でも押さえ切れなかったようです!
今後も、崩落が連鎖する可能性があり、日頃の点検予防が重要です。
左下は屋形定置の建物?人災が無いのが幸い!
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