191020 久慈市長内川水系川又川の「枕状溶岩」

 13日の台風19号で、みちのく潮風トレイルの久慈市北部侍浜町~洋野町中野間、久慈市南部の迂回ルートや小袖~久喜漁港間が各所で土砂崩れなどあり、当面「歩行禁止」!と久慈市ホームページで公表されています。


 13日から、トレイル沿線の主要道路を確認しているのですが、20日現在久慈市沿岸南部 県道268号線は諏訪神社下~舟渡海岸~大尻~小袖~三崎~久喜浜~野田R45交差部まで交通規制解除となり問題なく車両走行ができます。


 ただし、台風時の異常な降水量で地盤が緩んでいます。落石・土砂崩れなどに注意して安全な走行に心掛けてください。


 海女ちゃん海道・小袖海女Cまで行けます!17日17:00以降既に通行規制は解除されています。

 諏訪神社下~玉の脇間の歩道だけは土砂撤去~修復工事が続き、岩手県北広域振興局土木部では歩道部分について「長くはかからない!」との対応でした。


 浜菊も真っ盛り、奥山から~久慈川・長内川・夏井川水系伝いに紅葉が下ってくるこの頃、20日は三陸ジオパークジオサイト長内川水系の「枕状溶岩」を確認してきました。


 枕状溶岩は、海底火山の噴火で水中に放出された熔岩が急激に冷やされ、次々と枕状に連なった物です。(約2億2000万年前頃=中生代三畳紀後期)


 今回の台風による、目立った崩落など見られずホッとしたところです!

 2016年台風10号の水災害で川沿いの道路が壊滅状態となり~その復旧工事が続いていました。


 川端の「ジョーズ岩」も健在、冬から春にかけて凍結~解凍の繰り返しで徐々に崩落するんですが、今回は大きな影響はなったようです。

 この枕状溶岩は、この地点から西北西に向かっているようで、山形町繋・茅森地区、久慈川水系の所々に顔を出しています。

 三陸ジオパーク・ジオサイト「枕状溶岩」~通称ジョーズ岩!

 県道268号野田~長内線の広内地区、土砂撤去・規制解除!右奥が久慈市久喜漁港

久慈市小袖漁港の県道「走行注意」サイン(20日午後)

枕状溶岩崖(長内川水系)

紅葉が里に近づいている!

北三陸geo-history

三陸ジオパークの北部=八戸市~久慈市~宮古市を中心としたジオパーク関係情報です。