久慈に恐竜がいたころ~前期「多様な生きもの」編~久慈琥珀博物館企画展始まる

 4月21日(土) 北三陸久慈 久慈市小久慈町の久慈琥珀博物館の今年の企画展が始まりました。


 早稲田大学平山廉教授は、2012年より調査団を組織し、久慈市長内川支流大沢田川流域で白亜紀後期久慈層群玉川層(約9000万年前)の脊椎動物化石密集層=ボーンベッドを13次にわたり調査してまいりました。


 今回の企画展では、これまで発見された1500点余りの化石を系統分類、約9000万年前の多様な生態系を象徴する恐竜類、カメ類、サメ類、ワニ類、水棲爬虫類などの脊椎動物化石約100点を展示しています。


 これらの実物を観察することで、太古の湖沼~浅海環境にあった時代に思いを巡らしていただき、昨年10月7日開催の「第148回化石研究会久慈公開例会」で報告された調査成果を、地域の皆さんにご確認していただきたいというものです。


企画展は前期、後期に分けて開催され、

 前期「多様な生きもの」編は4月21日(土)~7月18日(日)

 後期「久慈の恐竜たち」編は7月20日(金)~9月18日(火) の日程となっています。


 また調査団の発掘現場から運んだ掘削地層での「化石発掘体験」も開催します。

 通常の「琥珀採掘体験場」では発掘体験と「第2回琥珀採掘グランプリ」採掘王決定戦が行われます。


*久慈琥珀博物館


 〒028-0071

 久慈市小久慈町19-156-133

 電話:0194-59-3831

 FAX:0194-59-3515

 ホームページ http://www.kuji.co.jp

   開館時間 9:00~17:00(受付16:30迄)

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